「駐在員と現地採用の違い」

久々のシンガポール生活情報記事です。最近は当ブログからの案件問い合わせも増えてきており、漸くある程度の方々には浸透してきたようで嬉しく思います。

さて、今回は「駐在員と現地採用の違い」について書いていきたいと思います。

まず、「駐在員」というのは、日本本社から海外現地法人(子会社)などに出向という形で赴任している社員となり、雇用主は日本の本社になります。
通常、日本で数年勤務された後、20代後半以降に赴任される場合が比較的多く、赴任期間は通常、3-5年程度というのが一般的です。

 待遇については、日本と同様の基本給に加えて、海外赴任手当てなどがつく場合もあり、支払いも現地と日本で両方で支払われるパターンが多いです。加えて、住宅手当・子供の学費・移転手当・(現地採用とは異なる)医療保険などが支給されます。

次に、「現地採用」というのは、基本的にその国にある現地企業や日系・外資企業などの現地法人などが直接、雇用主となり、その国で働く現地人と同様の雇用形態で働くことです。日本からの赴任でないため、比較的若い人材(20代中盤以降)でも職は見つかりやすく、赴任期間などもないので、会社を退職するまで現地で働くことができます。

 待遇については、基本給のみであれば駐在員と余り変わりはありません。ただ、現地での採用ですので、駐在員のような手当て(住宅手当・子供の学費)などは適用されません。移転手当は、職位や企業によって変わってきます。保険については現地スタッフと同様のものが適用となります。

下記に、駐在員と現地採用の良い点・悪い点を記載してみました。

駐在員
良い点:
・給与以外の福利厚生・手当などが良い。
・(将来的に、日本に帰りたい方は)将来、日本に戻れる。
悪い点:
・滞在期間が限られている。(通常3-5年)また、会社の都合で突然、帰任などもある。
・誰もが駐在員になれるわけではない。(年齢が20代だととチャンスは少ない。)
・自分の希望国にいけるわけではない。(途上国などへの赴任可能性も十分ある。)
・配偶者(奥様)の仕事が見つかりにくい。企業側は長く働ける人材を求めている傾向にあり、滞在期間が限定されている場合は正社員での雇用が難しくパートや短期のお仕事のみになり、キャリアアップなどが難しい。

現地採用
良い点:
・滞在期限が限られていない。(よって、永住権などの取得も可能。不動産も購入しやすい。)
・若手にもチャンスがある。及び、若いうちに海外で経験が積める。
・行きたい国を自分で決められる。
・配偶者(奥様)の仕事が見つかりやすい。特に滞在期間が限定的でないため、正社員としての仕事も見つかりやすく、キャリアアップも可能。

悪い点:
・福利厚生・手当が駐在員に比べると余り良くない。住宅手当がないので、給与額によっては、ルームシェアになる場合がある。
・日本に戻れる保証はない。(もちろん、日本で転職先見つかれば可能。)
・出世に限界がある。日系希企業の場合、拠点のトップになるのは難しい。(但し、最近はかなり上のポジション(SVP位)までいける。)外資企業は実力によって可能性はある。

上記のように、「駐在員」「現地採用」によって様々な違いがありますので、ご自身の希望に合った採用形態はどちらなのかを考えた上でご転職活動をされることをお勧めいたします。
尚、当該ブログは基本的にほぼ全て現地採用の案件になります。駐在員案件でのご転職をご希望の方々は日本国内の駐在案件を扱っている転職エージェントなどをご利用されることをお勧めいたします。
by singapore2012 | 2012-11-08 17:48 | シンガポール生活情報

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